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空き部屋だらけのボロマンションに住み着く者達

 2015.03.30     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 427

これは北海道に引っ越した友人のマンションでの出来事です。

幼なじみで、ずーっと都内に住んでいた友人Aが、何を考えたか札幌の大学に行く事になりました。

高校の卒業旅行を兼ねて、僕と2人の友人(BとC)で、Aの引っ越しを手伝う傍ら、札幌をベースに北海道を観光してまわる計画をたて、いざ飛行機で千歳空港へ。

空港に着き、先に札幌入りしていたAを探しました。

迎えに来るハズが空港では見あたらず、Aに連絡しようにも、まだ電話は入っておらず、彼の実家に電話して住所を聞きました(当時はまだケータイなんぞ誰も持ってなかったッス)。

 

札幌駅からさらに乗り換え、地図を頼りにようやく彼の借りているマンションへ到着。

五階建てのオンボロマンションの202号室がAの部屋。

迎えに来なかった罰として、脅かしてやろうと、マンション前で少ないノーミソを働かしていた時の事です。

一緒に東京から来た友人Bが

『なんだここ?老人ホームみてーだな』

と言い出しました。

Cと僕は振り返ってビルを見上げましたが各階二部屋ずつしかない、オンボロマンションしか目に入りません。

『何言ってんだ?』

と訪ねると、三階から上の全部の窓からじーさん・ばーさんが大勢見えたと言い出しました。

Bは小学生の頃から

『あそこに女の人がいる』

などと、誰もいない公園のベンチを指差したりするヤツだったので少々気味悪くなり、イタズラ計画を断念し、Aの部屋へ階段を(ちなみにエレベーターはありません)登っていきました。

 

 

ドアの呼び鈴を鳴らすと、妙に疲れた顔のAが出てきました。

『何で迎えに来ないんだよ~?』

と文句を言い出した僕らを遮り、

『ちょっと外に行こう』

と鍵も締めずにスタスタ階段を降りていきます。

表の通りに出たところでいきなり、

『ここには住めない』

と、ボソッと言いました。

僕らは訳が解らず、はぁ~?って顔をしてたらBが、

『あのじじい・ばばあ達か?』

とAに尋ねました。

『見えたの?』

とAが訊くとBはマンションを見上げながら頷きました。

とにかくどこかで落ち着こうと、最寄りのファミレスへ行き、Cと僕は一体なんなのかをAとBに問いただしました。

Bは、

『あの人達って、やっぱり?』

とAに言い、Aは頷くばかり。

暫くして、Aが語り始めました。

僕らが来る2日前にカバンと寝袋だけで札幌入りしていたAは、部屋にはいるなり気分が悪くなったそうです。

引っ越しのご挨拶ということで、菓子折りを持ってお隣さんと、上下の部屋に挨拶に行ったのですが、日中ということもあり、誰にも逢えず終い。

近所を散策して、スーパーで夕飯を買ってから部屋に戻りました。

雑誌(ムフフ本だと思います)を見ながら夕飯を食べてたら、上の部屋からミシミシと音が聞こえてきたので、再度菓子折りを持って挨拶に行きました。

お隣さんには挨拶出来ましたが、やはり上の部屋の住民には逢えなかったので部屋に戻りました。

明日でいいや、とその日の晩は寝袋に潜り込んで眠ったそうです。

 

ハッと真夜中に目が覚め、何気なく天井を見上げると、少なくとも10人以上のじじい・ばばあの顔が浮いていたそうです。

『うぁー!』

と叫んだ瞬間、何も見えなくなり、恐怖から電気を付けたまま朝まで部屋の隅にうずくまっていました。

翌朝、見間違いかと思いながら外の空気を吸いに出ると、隣に住むお姉さん(というよりおばさん)がドアをあけて出てきました。

『昨日大きな声が聴こえたけど、何か有ったの?』

と言われたので、寝ぼけてて幻覚を見て、驚いて叫んでしまった事を話しました。

すると、

『怖がらせちゃいけないと思って黙ってたけど、君が見たのは幻覚じゃないのよ。私みたいに見えない人には見えないから、君が見えないならそのまま黙っておこうと思ってたんだけどね…』

とAを部屋に招き入れ、話し始めたそうです。

 

そのお姉さんはそのマンションに引っ越して2年目。

以前友人を招いた時、その友人は

『あなたは平気だけど、ここ出るね。このマンション全体に霊魂が溜まってるの。見えない人には彼等は何もしないから大丈夫。でも一度でも変なものをみたら、すぐに引っ越しなさい!』

Aは見ました。

ただ僕らが来るのでもう一日我慢しようと決め、その日の夜も上の部屋の物音や、視界の隅をサッと横切る何かに怯えながら朝まで頑張ったんだそうです。

ファミレスの電話から実家に電話して事情を話し、そのマンションを引き払う手続きをしに不動産屋へ行きましたが、事故物件でも何でも無いため敷金以外は返してもらえませんでした。

その日は札幌駅前のホテルに泊まり、翌日4人で東京に帰りました。

そのマンションにはAとお姉さん、お姉さんの下の部屋の人しか住民はおらず、三階から上は無人だった事も付け加えておきます。

悲惨な卒業旅行の話でした。

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