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地下にとまりっぱなしな深夜のエレベーター

 2015.03.31     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 79

酒を飲んで、深夜に帰宅した。

道が混んでいなければ、最寄りの駅から車で10分くらいの場所にあるマンションに私は住んでいる。

普段は駅までの道は行きも帰りもバスを利用しているのだが、その時は午前1時を回って2時近く、深夜バスもない時間帯だった。

従ってタクシーで、その日は帰宅した。

マンションはオートロック式で、ナンバー入力により開錠しエレベーターホールまで数歩。

地上12階建て地下1階(駐車場)の私は7階11号室の住人である。

エレベーターはB1にとまっていたため、1階に止まるまで数10秒待たされる。

深夜で当然あたりは静まりかえり、人の気配などない。

……

……遅い。

エレベーターが来ない。ずっと地下に止まったままで、なかなか上がってこない。

地下で人待ちでもしてるのだろうか。生理的にイライラしてくる。

かといって7階まで階段であがる気には到底なれない。

せいぜいエレベーターの所在をあらわす明かりを見上げながらイライラするだけだ。

正確に計ったわけではないが5分近く経過しただろうか。

その時の私は、下にいる住人に文句の一つや二つ言う気分で、地下まで下りて行くことにしたのだった。

カツンカツンカツン…

異様に自分の足音が大きく聞こえる。

折り返し折り返し下ってきて、何台もの車が並ぶひらけたところに出てきた。

すぐエレベーター室の前に行く

人がいない。

あれだけ待たされたにも関わらず。

でもまあよし。としよう。酔いのせいか感情の波も単純なようで気炎の出鼻をくじかれたような、無用のトラブルが避けられたようなホッとした気持ちでエレベーターに乗り込んだ。

扉が開く。

 

するとエレベーターの奥に女性がすでに乗りこんでいた。

私は乗り込む際、思わず反射的に

「こんばんわ」

と挨拶を口にした。

彼女はシカト。だまってうつむいたままだ。

私はメラメラとまた怒りのボルテージが上がってきた。

(自分法であいさつを無視されるのが妙に気にくわない。プライドを過剰に傷つけられるような気がして、しらふの時でもやけに腹が立つのだ)

あいさつもしない。エレベーターも地下で止めっぱなし

「クソ!いまいましい。何階の娘だろう」

そう思った時に、目的階のボタンが自分の行く7しか点灯していないことに気づいた。

「こいつ、同じ階か」

いやな面もちのまま、あっさり7階に到着した。

後乗り手前に乗っていたため、私が先に下りる。

通常ならここで

「おやすみなさい」

など住人どうし言うものだが私は先ほどの件があったので、無言でそのまま下りた。

後ろで扉がシュっと閉まる音がした。

結局、その娘は7階では下りなかったのだ。

 

「変だな」

と思いながらそのまま気にもとめず帰宅したのだった。

 

それから数日後、妻が会社のお得意先の飲み会で深夜遅く帰宅した時のことだ。

まず携帯で妻から呼び出しを受けた。

タクシーに乗ってマンションの前まで帰ってきたのだが、手持ちが1000円ちょっとしかないのでお金が足りない。お金を1階まで、早く持ってきてほしい。とのこと…

…仕方ない。

パジャマにつっかけで財布だけもって、妻とタクシーの待つ1階に向かう。

エレベーターは地下に止まっている。

下向きのボタンを押して上がってくるのを待つ。

みんなの想像とおり、エレベーターは本当に来ない。

いやな予感と共に、先日乗り合わせた奇妙な女を一瞬思い出してそれから階段で下りていくことにした。

途中5階ぐらいに下りて、エレベーターが上がってこないか確認するがまだ地下に釘づけ状態。

あきらめてどんどん下っていった。

 

ようやく1階に着き、タクシーの運転手に礼をいいお金を払った。

(詳しくは忘れたが、1200円超?のところチップ代わりに2000円渡してお釣りは受け取らなかった)

妻とエレベーターに乗ろうとする。

またもや地下1階にとまったままだ。

今度もあの女の仕業だとは思わないけど、いい加減こっちは辟易している。

「せっかちなのよ」

と妻は笑うのだが性分か、無駄な待ち時間は我慢ならない。

先日の話しをザッと妻に話し、二人で駐車場まで下りていったのだ。

今度もまた地下に人影も気配もなし。

妻は面白がっている。

「きっと幽霊なんじゃないの?」

「新築なのに、そんなことはありえなくないか?」

たわいもない会話をしながらエレベーターに乗り込む。

開く扉の向こうには何もない。ベージュの塗装のきれいなパネルのなんの変わりもない

エレベーターの内装があり、誰も乗ってなどいなかった。

拍子抜けしてしまった。

 

 

それからまた数ヶ月が経過した。

 

例の深夜のエレベーターが地下にとまりっぱなしの話。

同様の体験をした住人が何人もあらわれ、じょじょに問題になり始めた。

理事はいたずらと見て、回覧板とエレベータホールで注意を促し始めた。

その頃くらいから階段を利用する住人が急に増えていったのだ。

今までは階段など、低い階に住む人か、せいぜい子供くらいしか利用はなかったのだが、高層階に住む人(私も含)も利用。階段でよく人とすれ違うようになった。

たぶん住人の90%はエレベーターを利用していない。

 

それもそのはず。

あれから決定的な事件が起こったからだ。

 

当人と家族は(分譲マンションなのに)引っ越してしまったので詳細はわからないのだが、住人同士の噂によると、今年の3月頃、5階に住む娘さん(A子さん)がデートで遅く帰宅したらしい。

エレベーターが来ないので、やはり地下まで下りて行き乗り込む。

すると髪の長い女が後ろ向きで立っていたらしい。

A子さんは5階で下りて自分の家に部屋に戻った。そこまではいい。

ちょっとしてから携帯電話がないことに気づいたA子さんは、

おそらく恋人の車の中に忘れてきたのだろうと思い、自宅の電話から彼氏に、電話を持ってきてくれるように頼んだ。

ついさっき玄関まで送ってくれたので、車でそんなに遠く離れてはいないだろうとA子さんは思ったそうだ。

もう一度1階に下りとうと、エレベーターに乗ろうとした時になんでも、それはいたらしい。

 

まだ変わらず後ろを向いたまま、それはいたのだそうだ。

A子さんはかまわずエレベーターに乗った。

その中で何が起こったのかわからないのだが、1階に着いた途端、大声を出して暴れまわった。

それこそ、その声は7階の私の住むところまでその声は聞こえた。

何事かと1階まで下りていくと、すでに寝間着姿の住人が何人も集まっていてA子さんを取り囲むように立っていたり介抱する者もいたのだ。

A子さんは大変だった。テンカンというものだろうか?

よくわからないが、失禁はしているわ。口からアワを出してるわ。

とにかくサンダルがちらばりひどい状態、手足をばたつかせるのでスカートも上の方までめくれ上がり、かなりというかぞっとするほどの錯乱状態で、私も必死に取り押さえたのだが、足で肋骨付近を蹴られ一瞬呼吸がとまった。

 

まもなく救急車が来て両親と共にA子さんは運ばれていき、警察も来て、何も知らないA子さんの恋人は事情を聞かれていた。

ちなみにA子さんは深田恭子に似た感じで、会えばキチンとあいさつをする可愛らしい女子高生だった。

しばらく入院して夏くらいに退院したが、先月の連休に家族全員で引っ越していってしまった。

あの後、A子さんと母親を一緒にいるのを見かけたが通っていた高校も辞めたらしい。

一時はレ○プ説などもあったのだが、実際はエレベーターの女のせいだと思う。

あれから1人の時はエレベーターに乗っていない(もちろん妻も)

そんなこともあって、住民の90%近くはエレベーターには乗らないようになったという経緯がある。

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