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わけあって放送できなくなった番組

この記事の所要時間: 32

数年前に見たすげー怖い深夜番組の話です。

 

「わけあって放送できなくなった番組」

と題されたその番組は、なんらかの理由でお倉入りとなった1本のテープを発見して放送していた。

 

場所は都内だったかな?1人のリポーターが謎の事件を追っていた。

その事件とは、あるビルの一室に入った人たちが失踪、死亡、消失、とにかく消える。というものだった。

リポーターはそのビルの問題の部屋に行った。そこには何も無く、ただただがらんとしていた。

カメラが部屋を見渡す。ここに居ても仕方ないのでこのビルの管理人に話を聞きに行った。

話を聞きに行った。が、口を閉ざすばかり。あげくキレられた。

そのビルで消えた人の家族や友人にも話を聞いた。

消えた人の住んでた部屋を見せてもらった。部屋は当時のまま。

 

 

そのなかでリポーターは日記に目を付けた。

はじめは普通の日記。

しかし読み進めていくにつれて、だんだん字も文もおかしくなっていき、最後の方はずーっと
「Z」
と書かれていた。

リポーターは、ビルの前の管理人?だったかなんかに会いに、林の奥地にあるロッジに行った。

ロッジには一人の男が住んでいて、やさしい雰囲気だった。

しかしリポーターがあのビルの事を口にした瞬間、男は鬼のようにキレだした。

スタッフも戸惑っていると、男は急にまたやさしくなり、

「怒鳴ってすいません。中へお入りください。せっかくですからお茶でも飲んでいってください」
と、招き入れた。

 

部屋の隅にカメラをセットし、男とリポーターでテーブルを挟んで会話していた。

そしてリポーターが再びビルの話題に触れた時、男は怒りを抑えるような感じで話しだした。

「私はね、超能力が使えるんですよ。このコップも、触れずに割ることができます」

そう言うと男は、指で空間に
「Z」
と描き、念じ始めた。

そういえば、「Z」って、さっきビルでカメラが辺りを見回した時にも壁に赤く書いてあった。

と、次の瞬間、コップが割れた。

「すごいですね…」

「私は、その気になればあなたの頭だって割ることができる。いま御覧に入れましょう」

 

男は、さっきと同じ行動をとりはじめた。

「ヤバいって!オイ!逃げるぞ!」

スタッフが叫んでリポーターを連れ出そうとした。

しかし、
「うあぁぁあ!!頭が…!!」
もがきだすスタッフ。

次の瞬間、スタッフの頭は見事に割れた。リポーターは恐怖で腰を抜かしていた。

男がだんだん近づいてきて、無言で「Z」をゆっくり描きだした…

「やめて…やめ…あっ…いや!いやぁぁ!!!」

そこで映像は途絶えた。

次に映った映像は、クローゼットの奥で腕や脚や首が変な方向に曲がったリポーターの姿だった。

そこで番組は終わり。

 

は…?なんだコレ…?

俺は、
こんなの放送していいのか?!
とか、
すげー怖いんだけど!
とか、混乱していた。

あまりのテンパりように、テレビを消すのを忘れてぼーっとしていた。

すると、CM明け、
「この番組はフィクションです」

…脱力。ケド本当に怖かったです。

…ホントにフィクションなのかなぁ?こじつけじゃないのかな?

たぶんフィクションだろうけど。だれか見た人います?

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