2ちゃんねるやネットの怖い話・恐怖体験談や都市伝説などをまとめた背筋凍りつく系の恐怖読み物サイト。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ポルターガイスト現象でボコられたアニキ

この記事の所要時間: 28

俺の三つ上の兄貴は気合の入った硬派でならしていた。

市内の工業高校では柔道部の主将を務め、学校でも一目置かれる存在だった。

 

そんなある日、夜十時くらいに病院から電話があった。

兄貴がボコボコにされて病院に担ぎ込まれたらしい。

両親と俺は病院に駆けつけた。

 

兄貴は全身打撲でうんうん唸っていた。

医者は傷害事件かもしれないから、警察に連絡した方がいいと言ったが、兄貴は朦朧としながらも拒否したそうだ。

親も翌年に大学の推薦が決まっていたので、それは止めた。

 

兄貴は一週間ほど入院して、自宅に戻ってきた。

なぜ怪我したのか、誰にやられたのか、兄貴は一切話そうとしなかった。

それから数年たち、俺は兄貴の住む東京へ遊びに行った。

 

夜、六畳一間の部屋で布団を並べて寝ながら、俺と兄貴は話をした。

思い出話から、あの夜の出来事に及んで、兄貴は初めて口を開いた。

それは信じられない話だった。

 

兄貴は部活をサボって、体育館の放送室で寝ていたそうだ。

すっかり寝入ってしまい、目が覚めたのは夜だったという。

当たりは真っ暗で、体育館の照明もブレーカーが切ってあった。

それでも手探りでなんとか螺旋階段を下り、ステージの方に出た。

 

体育館の出入り口には誘導灯があり、そこを目指して歩いていると、何かの気配を感じたらしい。

しかし周囲を見回しても、暗闇で何も見えない。

兄貴は大声で誰かいるのかと話し掛けたという。

すると、背後からバスケットボールが飛んできたそうだ。

 

俺ならそこで怖くなって逃げると思う。

兄貴は違った。

 

ボールが飛んできた方に向かって、この野郎とか喚きながら突進した。

そこから先は無我夢中であまり覚えていないそうだ。

感覚としては、相手は一人じゃなかったらしい。

四方八方から、1個のボールが兄貴に向かって投げつけられた。

逃げようとすると顔面にボールがぶつけられ、しゃがみ込むとまた飛んでくる。

 

ほとんどリンチだった。

どうにかドアの方まで辿り着くと、背後で笑い声がしたそうだ。

そして拍手も。

兄貴は当時のことを思い出したらしく、話し声が震えているようだった。

俺は寝たふりをして、わざとイビキをかいた。

この記事が気に入ったら
いいね!してね♪

怖いコピペの最新情報をお届け致します!
 閲覧回数:270 PV
 評価:12345 4.00 (1 件の評価)
Loading...
 カテゴリ:人から聞いた怖い話
 PR:怖い動画 - 心臓が弱い方も安心の完全無料

関連記事

ピックアップ

他サイトの更新情報

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

検索

アーカイブ

2017年12月
« 11月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

怖いコピペSNS