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怪現象が多発した下宿先

 2015.05.03     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 216

私が独身の頃、隊外に下宿を借りていました。

そこで、テレビを見たり友人と酒を飲んだり、と自由に過ごすための部屋でした。

その下宿は築10年くらいのアパートで、その割には比較的綺麗でした。

入居してすぐ、私は変な夢を見ました。

アパートで寝ている自分を見下ろしている夢でした。

しかし、変なのは二階にある自分の部屋から、一階が透けて見通せていた事でした。

その透けて見える一階には、大学生のような男性が上を見上げて立っていました。

いや、それは立っていたのではなく、首をつってぶら下がったまま、私のほうを睨んでいたのでした。

ハッとして、目が覚めたときには、もう夜明け前でそのまま部隊に仕事に出掛けました。

その日の昼休み、その下宿の親戚という同僚の方とたまたま一緒になり、昨夜、こんな夢を見たんです、と何気に喋ったところ、その人は真剣な顔で

「おい、アソコで昔、首吊りがあったんだよ。なんで知ってるんだ」

と、きつく質問されました。

当然、そんな事があったなんて露にも知りませんでした。

それからしばらくした、ある日演習から帰ってくると、中隊の当直から呼び出されました。

「下宿の大家さんから、苦情がきている。すぐに行ってこい」

との事。

 

 

訳が分からず、大家さんの所に行って話をうかがうと、なんと、留守中にステレオが大音響で鳴り響き、警察まで来た、との事でした。

大家さんはとりあえずプレーカーを落としてステレオを止めたそうです。

私は、

「おかしいなぁ…」

と思いながらも詫びをいれて、自分の部屋に戻りました。

 

その日の晩の事でした。

いつものように音楽をきいていると、突然、

「ピピッ」

と音がしたかと思うとボリュームがドンドン上がっていくのが見えました。

目の前で触れてもいないボリューム・つまみがドンドン動いていました。

気味が悪くなった私は、ステレオの電源コードを抜き、そそくさと隊内にある独身寮へと帰りました。

さすがにそれからは怪現象は収まりました。

しばらくして結婚しましたので、今はどうなっているのかは分かりません。

 

ちっとも怖くないですね。でも不思議&迷惑な出来事でした。

 

結婚してから妻に

「いやー、独身の頃のあの下宿気味が悪かったよ」

って言ったら、

「そりゃそうでしょ。入口に御札貼ってあったやん」

って言われました。

気が付かなかった…

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