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テレビの不気味な画面焼け

 2015.05.11     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 34

これも実家に住んでいたときの話なんだけど(もちろん最初に霊体験したあとね)その日家の人間は俺以外、福島県にある父親の実家に遊びに行ってて、仕事の都合でどうしても行けない俺が一人で留守番してた。

会社から帰ってきた俺は、メシ食った後コタツに入ってゴロゴロしてた。

暇だしゲームもあきたし、なんとなくTVつけてぼーーーっと眺めてた。

そのとき、ふとブラウン管に何かが映り込んだ気がしたのよ。

半分眠ってた俺は
「ん?」
とは思ったものの、大して気にもしなかった。

前回の経験がまるで活かされてない辺りが俺のバカなところなんだけど。

 

いよいよ本格的に眠くなってきたので、風呂でも入ろうかと思ったが、明日は会社も午後からだし、
「起きてからシャワー浴びればいいやっ」
って感じで、コタツで寝ちまう事にした。

 

たぶん1時間くらい寝てたんだと思う、ふと部屋から発生する雑音で目が覚めた。

TVがついてた・・・

「おかしいなぁ、消したよなぁ」

 

 

なんてブツブツいいながら
「ま…体でリモコン下敷きにでもしてスイッチ入ったのかな?」
くらいにしか考えずに、今度はTV本体のメインスイッチを押して消した。

「さーて寝るか」

 

ブンッッ!!!起動音とともに突然TVのスイッチが入る…

 

この段階まで来ると俺の中で
「こりゃヤバイな…」
って確信があった。

とにかくTV消してリビングから脱出しようと、立ち上がった。

1階には居たくなかったので、2階へと逃げるべく階段の1段目に足を掛けた俺は凍りついた…

 

いるいる…

 

階段の中ごろに座り込んでる男がやけに鮮明に見えた。

俯いた男の頭頂部はめちゃくちゃに潰れてる。

正直、前の経験が蘇ってた俺には、そこにいるのが男であることが意外だった。

しかし、階段で男と睨み合って1晩過ごすわけにもいかないので、俺はリビングへと引き返すことにした。

 

リビングの様子はある程度予想した通りだった。

TVがついて少し古めの洋画が写っている。

そしてそのTVの光の中に浮かび上がる男の姿…

予想外だったのは男が座り込んでも、俯いてもなくこちらを睨みつけていることだった。

 

目があった瞬間体が完全に凍りついた。

「やばい!!」

男は俺から視線を外すこともなく、なにやらブツブツ呟いている。

洋画の音が五月蝿くてなかなか聞き取れない…

「…しぃ…く…し…ぃ」

「苦しい苦しい」或いは「悔しい悔しい」と繰り返し呟いているようだが、もちろん俺にはどうすることも出来ない。

 

そのとき俺は気付いた…TVの洋画から聞こえてくる音声が変化したことを。

「く…し…ぃ…し…ぃ」

頭にガンガン響くような声でひたすら繰り返される言葉を聴きながら俺は意識を失った。

 

翌朝、目覚めた俺の目に映ったものは付けっ放しのTVと少し乱れたコタツ…

こりゃ…夢だったのかと思った俺は1つの事に気付いた。

TVから音が出てない…リモコンでボリュームをあげるもいっこうに音が出る様子がない…

そしてTVの画面の右上のほうに画面焼けが…

帰ってきた親にしこたま怒られながら、俺はTVは修理に出さずに俺が新品で弁償すると申し出た。

 

親には言えなかったが、あの画面焼けはどうみても昨夜現れた男の顔…

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