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いわくつきの七人岬で死者を冒涜するような悪口を言った者達の末路

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この記事の所要時間: 34

昔見た本からの怖い話。

ある島で働いていたAさん。

その日仕事が遅くなり海沿いの道で車を走らせていた。

外は小雨がパラパラと降り、海は黒くうねっていた。しばらく走っていると、目の前に光が。

どうやら工事をしているらしい。

「まいったな。家に帰るにはこの道が一番近いのに…」
と思って、工事をしている作業員にあとどれぐらいかかるか聞いてみた。

すると後少しで終わるとの事。

どうやらこの小雨で作業が長引いたらしい。

「なら待っているか。」
と思い車の中で待っていた。

しかし、段々と暇になってきて小雨もやんだようなので、風にでも当たるかと車から出た。

しばらくし、タバコを吸い始めると、近くで休んでいた作業員が話をしているのが耳に入ってきた。

 

作業員A「なぁ、知ってるかこの道路のすぐ上にある岬。いわくつきらしいぜ。」

作業員B「どんな?」

作業員A「なんでも七人岬っていって、昔この島に流れ着いた七人の坊主がいて、村に食べ物が欲しいと物乞いにいったんだって。けど昔のこの村はよそ者に厳しくて、さらにその年はまれに見る凶作で、どこにいっても断られたらしい。で飢え死にしそうな坊主達はこの村を恨みながら、ここの岬で死んでいったらしい。」

作業員B「へー。」

作業員A「それだけじゃないんだ。その後村では、謎の奇病が流行ってかなりの人が死んだらしい。で供養塔を建ててからはぱったりとなくなったんだってよ。でそれからは七人の坊主の悪口をいうと良くない事が起きるらしい。」

作業員B「んな馬鹿な。」

作業員A「ホントだって。昔その話を聞いたお侍さんが、ためしに岬にいって、悪口を言ってみたんだって。そしたらその帰りに乗っていた馬が急に暴れ出して、落馬して死んだらしい。他にも車に轢かれたとか、自殺したとか。いろいろあったんだってよ。」

作業員C「本当かよ?」

作業員B「迷信だよ。迷信。なんなら試してみようぜ。」

 

 

作業員A「やめとけって。」

作業員B「大丈夫だって。よーしいくぞ。七人坊主のバーカ!」

作業員C「よし、俺も。七人坊主のあほー!ハゲー!あはは。」

作業員B「もっと言ってやれ。バーカ!」

作業員B「ほらな。何も起こらない。」

作業員A「ホントだ。俺もいってみようかな。七人坊主のくそったれ!」

A,B,C「あはははは!」

作業員C「そろそろ作業に戻るか。」

 

そういって彼らは持ち場に戻っていった。

「今の話本当かな。」
と心の中でAさんは思っていた。

数分後、作業はほぼ終わりかけていた。

そろそろかなと思い車に戻りドアを閉めた次の瞬間、ドドドォーという音と共に、右側の崖が崩れてきた。

あっという間に土砂は工事現場のほとんどをうめ、車の屋根に石がコツコツと当たる音と、作業員達の叫び声が聞こえてきた。

ギリギリの所でAさんの乗っていた車は助かった。

しばらく呆然としていたAさんだが、すぐに携帯電話を取り出すと、救急車と警察を呼んだ。

数時間後Aさんは警察で事情聴取を受けていた。

警察の車に乗てもらって、ここまできたのだ。

警官「ご協力ありがとうございました。」

A「はぁ…。」

何故だかはわからないがAさんは警官に聞いてみた。

「どのくらいの方が被害に遭われたんですか?」

すると警官はこう言った。

「怪我人はでていないんですが、死者が7人。」

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