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知らないはずのことを自分が知っている不思議な経験

この記事の所要時間: 211

かなり昔ですが、凄く不思議な経験をした事があります。

日本の伝説とか文化とはまったく相容れないのですが。

1999年の年の暮れ、東京に住んでいる僕は独身最後の一人での帰省をしました。

その日も仕事が終わって最終の新幹線で帰ったので、家についてのはなんやかんやで深夜の2時くらいにだと思います。

実家を出て何年もたっているので自分の部屋というものが無くなっており、その日も母親が居間にひいておいてくれた布団に潜り込み目が覚めると、既に私以外の家族は朝食も終わり家の掃除をしていました。

夢うつつの中で私が母親に言った最初の一言は

「なあ、結局銀行の通帳って作り直すの?」

でした。

 

当時は両親と顔をあわすのは盆と正月だけ、月に一回電話がかかってきても邪険にきってしまう私としては、母親がどんな事をしているのか、それも通帳の事なんか知る由もありません。

私も自分で喋っておきながら何のことやらわかりません。

それを聞いた母親が血相を変えて

「何で知っているの?」

と慌てています。

理由を聞いてみると、前日に近くの信用金庫(銀行じゃないのですが…)に行って通帳記入をしたら、ATMが壊れていたのか、変な情報や数字が大量に通帳に記入されたそうです。

それを窓口の人に伝えると、いきなり支店長室みたいな豪華な応接室に連れて行かれて、支店長はじめえらい方が数人現れて、

1.これはコンピュータの2000年問題による影響だと思われる、

2.このことを口外すると、社会的なパニックになってしまうので決して口外しないで欲しい、

と頭を下げられたようです。

母親は、持ちきれないほどのサランラップやティッシュやメモ帳をもらって、通帳を預けて帰ってきたようです。

実直だけがとりえの母親は、決して口外などせずお土産も車のトランクに隠していたようで、いきなり半年ぶりに会う息子が状況を知っていて驚いたようです。

話がかみ合っていないことと、自分自身が訳わからない事を言ったので、寝ぼけた振りをしたので話はそれ以上深くは進みませんでした。

 

と、ここまで書いたのですが別に怖い話ではないですね。ただ結構不思議な経験でした。

そのときのグッズは、なぜか宅急便で東京の僕の家に送られてきましたが、ティッシュは使いきり、サランラップは

「こんな安物使いたくない」

という彼女に捨てられましたが、メモ帳だけはまだ机の引き出しに残っています。

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