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赤っぽい蠢く何かが面接を受けている女性の太股から見えた現象

この記事の所要時間: 141

友達はとある会社の総務部に勤めている。

さほど大きい会社ではないので、部といっても部長を含め3人しかおらず、新人採用の面接なども総務が行っていた。

一昨年の新人採用の面接での事。

その日、最後の新人面接は短大出たての女性だった。

リクルートスーツを着た初々しい感じの子だったそうだ。

入り口でハキハキと挨拶して、折りたたみ椅子に腰をかけた。

その時、友達は彼女の太腿から、何か赤っぽいものがのびている事に気付いた。

 

まさか?生理?

 

友達はとっさにそう思った。

彼女もその視線に気付いたのか、ちらと膝元を見やったが、とくに気にする様子もなく、すぐに顔をあげた。

部長も気付いているのかないのか、型どおりの質問を始めた。

友達も気付かないふりをして、書類に目をむけたのだが、どうしても気になる。

ちらりと目をむけてみると、それは濃いピンク色をした紐のようなもので、彼女の足元に絡み付いている。

くるぶしの後ろあたりに、小さな塊が二つ、かすかにうごめいて見える。

 

胎児…?

 

そう思ったとたん、二つの塊がこちらに顔を向けた。
ビーダマのような目がはっきりと友達を見た。

 

 

気が付くと、面接は終わっていた。

挨拶をして扉から出る彼女の足元を再び見つめてみたが、そこには何もなかった。

「面接中に妙なところジロジロ見てるんじゃない」

当然、友達は部長に叱られたが、今見たものが生々しく、目の錯覚とも幻覚とも思えなかった。

友達がそれを説明しようかどうか躊躇していると、部長がぼそりと言った。

「成績も態度も申し分ないんだが、あの子は見合わせた方がいいな…」

 

え?と思って友達が部長を見直すと

「お前も見たんだろ」

そう言って部長は手を縮め、胎児の格好をして見せた。

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