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山の頂上にある古びた神社に沢山いる得体の知れない存在

 2015.06.08     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 236

もう24年くらい昔だろうか。

俺の父側の祖母と父は霊感があるみたい。

俺はまったくないみたいだが。そんな父と二人で山までシダ植物を取りに行った。

親父は建てたばかりの新築の家の庭にシダ系の植物やコケを植えたいと言いだし、俺まで無理矢理連れてかれた。

 

山の頂上まで車を走らせ、林道を歩きながらシダやコケを取って袋につめこんだ。

んで古びた神社が見えたので親父が
「メシにすっか」
と先先神社へ歩き、お袋の手製の弁当をリュックからだした。

さあ、食べようか。ってとこで親父がいきなり
「あ…ここヤバイな…」
と、言い出した。

「は?なにがよ」

「沢山いる」

俺はゾッとした。俺には何も感じない。でも親父の腕…鳥肌立ってる。

「神社入る前なんにもなかったんでしょ?」

「うん。でも今は感じるな。おい。早く弁当しまえ。ここから離れるぞ」

俺はビクビクしながら弁当をしまいリュックを背負い、親父のポロシャツの袖をがっしり握りしめ神社を後にした。

 

俺と親父はもう帰ろうと言う話になり、来た道を急いで戻った。

道中、鳥の鳴き声しか聞こえない。ところが親父は急に
「ついてくるな。元の場所へかえりなさい…」

俺は
「え??元の場所ってどこ…」

「おまえに言ってるんじゃない!!」

いきなり怒られた。親父は息を切らしながら俺の手をギュゥと握ってる。手汗がぬちょぬちょ。俺の心臓はバクバク鳴っている。

怖い怖い怖い!見えないし何も感じないからといって安心なんかできない。

見えないから。感じないから。得体のしれない恐怖に気が狂いそうだった。

「なあ。○○(俺の名前)。こいつら父さんとお前のこと気に入らないみたいだわ」

え!勘弁してくれ。冗談だろ?と言いたかったが親父の青ざめた顔見たら言えなかった。

「なあ。ギャァテイギャァティハァラギャァテイアラソウギャァティボウジソワカハンニャァシンギョウ(あんまり覚えてないが、こんな感じのお経)って心の中でもいいから唱えとけ。よし。と言うまで!わかったな」

 

それは、小さい頃一緒に風呂入った時、何度も教えられたお経でした。

とりあえず必死にそのお経を唱えながら車を停めてある場所まで早足で向かったのを覚えてます。

なんか後ろで
「グゥー!」
とか
「ヌゥー!」
とか何かが叫んでた。

それは耳をふさいでも聞こえました。

車までやっとこさたどり着くと、ボンネットに大きな石が落ちててかなり車がヘコんでました。

人の仕業かどうかわからないが、石をおろして急いで山を下りました。

途中、親父に
「よし。もうお経いいぞ」
と言われても、まだ唱えてました。

幸い事故もなく帰れましたが、帰り道お寺まで行き二時間ほどお払いをうけて親父は住職と話があるからと言って俺は先にうちまで歩いて帰りました。

それからは、何事もなく普通の生活を送っています。

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