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迷子になったヨルダンの砂漠で見知らぬ人骨に助けられた奇跡

 2015.06.24     海外の怖い話     1件     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 143

十一年前に海外で体験した実話です。

ヨルダンの砂漠で、迷子になりました。

周りは、一面砂と空。正直、死を覚悟するレベル。

砂に埋もれている綺麗な人骨が友達に見えて安心感すら感じた。

夜になると急激に寒くなり、そいつと自然に添い寝をした。

 

それから3日間がたった。

まだ2月だったので、昼間でも日ざしはきつかったけど、気温はさほどでもなかったのが助かった。

その日、奇跡的に通りかかったトルコ人バックパッカー二人組に助けられ、数キロ離れた遊牧民のベドウィンの家につれていってくれた。

 

着いてすぐ子供達に歓迎され、あれこれ話しかれられたが、アラビア語はまったく理解できなかった。

その家の家長は、アリという人だった。

アリは、この家で唯一英語が話せた。

僕が日本人だということを話すと、アリは思い立ったように歌いはじめた。

「しあわせんあら…手を叩こ。しあわせんあら、手を…」

僕が
「何でその歌しってるの?!」
と、びっくりして聞くと。

 

 

何年も前に一緒に数カ月、移動しながら暮らしていた日本人がいたことを話してくれた。

その話が出た時点で、トルコ人の片方ハッサンが言った。

「さっきまでお前の隣にいたやつだよ。」

助けられたばかりで、すっかり気が弛んでいたところなだけに衝撃だった。

ああ見えて、あそこは彼のお墓だったのだそうだ。

「日本人は友達思いだな。」
と言って、アリは笑った。

信じられないという思いもあったけど、その笑顔を見てその日本人は満足のいく一生を送ったように思われ、悪い気分にはならなかった。

 

数日後、体力を回復した僕は出会ったトルコ人の勧めでトルコへ渡り、ロシアを経由して日本へ帰国した。

骨になっていた彼の名前は、アリが「たわし」と言っていたので「たかし」とか「ただし」みたいな名前だと思います。

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 カテゴリ:海外の怖い話
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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2015/10/11(日) 00:43:39 ID:ExMjY5OTA

    いい話だな

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