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次々に襖が開いて自分に近づいてくる音と気配

この記事の所要時間: 123

私が母に
「何か恐い話ない?」
と聞いた時に、母が嫌々ながらに語ってくれました。

母が17歳位の頃、母のお母さん(私にとっての祖母です)が、病院に入院した時の頃です。

夜、母が姉と一緒に1つの部屋で眠っている時、玄関の開く音が聞こえました。

祖父は少し前に他界していたそうなので、「誰だろう」と母は不思議に思ったそうです。

耳をすましていると、足音と共に居間への襖が開く音が聞こえたそうです。

そして、また次の襖が開き、次の襖…

 

年齢のいってる方なら分かると思いますが、昔の家は大きな長方形型で、部屋は襖で仕切っているだけなので襖を開けていけば、家の端から端まで部屋が繋がるんです。

 

そうして、段々自分達の部屋に近づく足音に耐えられなくなり、母は姉を起こそうとしました。

しかし、起きてくれなかったそうです。

もうどうしようもなくなり、母が布団をかぶると自分達の部屋の襖が開いたそうです。

怖さで、布団から出ようなんて思いもしなかったといっていました。

しばらく沈黙があり、その誰かはまた一つずつ襖を閉めて帰っていったそうです。

 

母は恐いものが大嫌いで、アンビリバボーとか全然見たがりません。

なので、作り話とはとうてい思えません。

家に入ってきた誰かは泥棒だったのでしょうか?

母は、
「きっと、私とお姉ちゃんがまだ若くて心配だったから、私のお母さんが病院から様子見にきたのよ」
と言っていました。

勿論、生霊という意味だと思っています。

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