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新婚夫婦が引越した家付近には海などないのに潮の香りがする水溜まりが玄関に出来ていた自業自得な原因

この記事の所要時間: 143

富山から東京に引っ越した新婚夫婦のKさんとT子さんは某年七月のある夜中、玄関に人の気配がして泥棒だと思って慌てて電気を付けたが誰もいなかった。

しかも翌朝玄関に海が近くにあるはずもないのに、なぜか潮の香りがする水溜まりがあった。

2人はそれを見て真っ青になり、Kはモップで拭き取ったがモップは3日たっても乾かずぼたぼたと海水をたらし、Kさん不安と不吉な予感のあまりになってモップを焼却炉に投げてしまった。

その後、再び夜中に玄関に人の気配がしたが、またKは気のせいだと思った。が、それは違った…

なんと白いワンピースの女が立っており、全身海水にぬれたままKを睨み付けていた。

しかも、手に小型の濡れた骨壺を持っていた。

 

『M子!』

 

Kさんはそう叫んだ途端、失神してしまった。

実はK、さんはT子さんと結婚する前にM子さんと交際していたが、M子さんが妊娠するといきなり気が変わってしまったのだ。

それも
『俺はまだ身軽でいたいんだ!』
と無責任な発言をしてM子を捨てて、T子さんと結婚して東京に来てしまった。

裏切られたM子さんは、のちに富山湾に飛込んで自殺してしまった。

そして、浮かばれぬM子さんの霊がKさんの前に現れ、さらに胎児の魂が入った小さな骨壺を渡そうとする…

そして、毎晩のようにM子の霊が現れては、その骨壺をKに渡そうとし、Kは隣に寝ているT子を起こそうしたが、いくら起こそうとしてもT子はなぜかうんともすんとも言わず眠り続けていた。

その恐怖劇が一週間続いたある朝、Kは隣りに寝ているT子を起こそうとしたが、なんとT子はすでに冷たい死体と化しており、しかも彼女の遺体は海水にぬれていて潮の香りをただよせていた。

 

医者によれば、T子の死因は心臓麻痺と判明した。

後にKは富山に帰ったが、その恐怖劇はまだおさまらず、ついにK自身も精神に異常をきたして精神病院に入院してしまったらしい。

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