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雪国で列車事故にあったスキー好きな後輩と無言電話

この記事の所要時間: 152

母方の叔父さんと叔母さんの実体験。

15年くらい前の正月、2日のこと。

叔父さんたちは年末から実家に帰って来ていて、のんびりしていたところに昼ごろ一本の電話が来た。警察からだった。

こっちは雪国だから、叔父さんがスキーが好きな後輩をひとり連れてきていたんだけど、その後輩が列車事故にあったという連絡だった。

線路をスキーを履いたまま渡ろうとして、列車にはねられたらしい。

叔父さんたちは、遺体の確認をしに出かけて行った。

私は、その頃6歳くらいだったので良く覚えていないけれど、やたら慌ただしかった記憶だけある。

 

はねられたのは、やっぱり叔父さんの後輩に間違いなかった。即死だったらしい。

後輩の家族が遺体を引き取りに来て、叔父さんたちも葬式に出るため早々と東京に帰っていった。

 

東京に着いたのが6日の昼ごろだったんだけど、その日の夜に変なことが起こった。

やたら電話がかかってきて、しかもそのほとんどが無言電話。

ちょうど叔母さんがご飯の支度をしているところだったから、叔父さんがずっと電話を取ってたんだけど、うんともすんとも言わない。

しまいには頭にきてしまって、叔父さんは電話が鳴ってももう取らなかった。

ご飯を食べている間も何度も電話が鳴って、叔母さんは気になってしょうがなかったけど、叔父さんが放っておけと言うので出るわけにもいかなかった。

ご飯の後、叔父さんが風呂に入っている時に丁度また電話が鳴った。

気になっていた叔母さんは急いで電話に出た。

そうすると、受話器の向こうからハッキリした声で聞こえた。

 

「あ、もしもし…俺、Hですけど…」

 

電話の相手は、死んだ後輩の声で死んだ後輩の名前を名乗った。

叔母さんはパニックになって電話を切ってしまって、それ以上何を言ったかは分からなかったと言っていた。

 

ちなみに、この叔父さんは自分で
「俺には霊感がある」
と言ってるちょっと胡散臭い人だったんだけど、実際私には見えないものが色々見えてたみたい。

晩年はちょっと衰えてたけど。

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