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病院の肝試し中に幽霊と会話したら寂しいってことで体を乗っ取られそうになったお喋り好き

この記事の所要時間: 20

病院に肝試しにいった時。

5人でいったんだけど霊感持ちは必要だということで、嫌がるAを無理矢理連れていった。

どきどきしながら懐中電灯を持ってドアを開ける。

中は荒れていた。廊下に散乱している書類とか色々なもの。

ドアを開けたり、トイレ覗いたりしていつものように、やべー!とかこえー!とか言ってた。

調子に乗って二階行こうぜと誰かが言うとAが
「いや、待て。おっさんがなんか言ってる」
など言い出す。

虚ろな目で階段を見上げるA。

やばいのか?と思いつつAの様子を伺っていると
「はい、はい、わかりました。」
なんて小声で言ってやがる。おれたちには何も見えない。

Aに、
「おいだいじょうぶか?」
と聞くと

「この上は入るとやばいらしい。連れて行こうとするやつがうようよいるんだってさ。話し通じないって。上行かなければ大丈夫らしいぞ」
とのこと。

しかしうさんくさい。なので、全員一致で帰ることにした。

 

Aがずっと何かと話している。

でもかなり普通な世間話のようで、
「あ、はい、ばあちゃんは元気です」
なんて声が聞こえてくる。

Aも別に青ざめたりとかしてなかったから、ほっといて車に向かった。

車に乗り込む前、後ろの方を歩いていたAが叫んだ。

「無理!いや、帰りますから!!」

全員振り向く。Aが必死で何か言ってる。

すると突然Aが一人で暴れ始めた。かなり苦しそうだ。

全員で走りよってAをとりおさえ、激しく暴れるAを4人がかりで抱え上げて車にほりこみ車を発進させた。

 

Aはしばらくうめきながら
「ポケットから数珠をとってくれ」
と言った。

連れがAのジーンズから数珠をとりAに握らせると、Aがまたぶつぶつお経らしきものを唱えはじめた。

するとAの額から段々汗が消え、Aの意識もどうやら消えた。

 

しばらくして我に帰ったAから昼間に聞いた話。

 

「二階のやつらさ、まともに話しできなくて寂しいらしいんだよ。そいで、ちゃんとした会話するの久し振りだったから俺に残ってくれって…話し相手になって欲しいって言われてさ…体乗っ取られるかと思った…」

車の中でもAの中で格闘は続いていたらしい。

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