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とても恐ろしいモノが呼び出せる幾何学模様や見た事も無いような漢字の羅列が書いてある古い本

この記事の所要時間: 254

もう大分昔の話だが。

まだ小かったうちの娘がね、絵を描いてたのよ。

絵を書くのが好きだから、別に何でもない事だとその時は思った。

そしたら突然、
『パァン!』
と蛍光灯が弾け飛んだ。

びっくりして急いで子供を部屋から出したんだが、その絵ってのが何ていうか、幾何学模様や、見た事も無いような漢字を羅列してるものだったんだ。

 

あまりにも怪しいので、神社(この判断は正しかったのかどうかわからんが)にそれを持っていったら、
『その子は、とても恐ろしいモノを呼び出そうとしてた』
とか何とか言われた。

怖くて詳細は聞けなかったけど。

 

 

家に帰って娘と話をすると、
『じいちゃんにもらった本』
といって、糸で綴じてある恐ろしく古い本を見せられた。

中には、娘が書いていたような絵(御札?)が沢山書かれていて、漢文?で説明書きらしきものがしてあった。

 

これも神社に持って行くと、蒼白な顔で
『また後日、連絡します』
って。

その数日後、別の大きな神社に呼ばれて行ったらなにやら凄く偉そうな人が出てきて、
『この本は燃やしてはいけない。海に捨てる。』
というようなことを言われ、同行するように言われた。

行き先は東北のとある場所。

始めは冗談じゃねえよと思ったけど、放っておくのも…と思い行った。

 

よくわからん儀式が終わって、海に例の本を流した後、一番偉そうな人が
『もし、この類の本をまた見つけたら、絶対に持って来い』
と。

もしかしたらまだまだあるかも知れないといわれた。

 

 

その半年後実家に帰り、怖かったが勇気を出して父親に本の事を尋ねた。

すると
『知らない』
と言われてしまい、それ以上追求は出来ずじまい。

 

その日の夜中に、トイレに行こうと居間の横を通ると、両親の話し声が聞こえてきた。

『○○(娘)も成功させることが出来んかったなぁ。あの歳ならまだ…(云々)…』

『うちの家系も、もうおしまいかも知れないねぇ』
だって。

特に覚えてるのはこんくらい。

何で家系の話してたんかは不明。別に家に金が無かったわけじゃないし。

どっちにせよ、両親は何か隠してるなと確信した。

 

その後、自分の家に戻り、しばらく経ったある日、両親が心中した。

異様な現場だったと聞いた。二人で包丁を互いの胸に突き刺していたらしい。

部屋には、見た事も無いほど大きな紙が敷かれ、その紙には娘が書いていた絵のようなものが書いてあった。

警察にそれを見せられた時は背筋が凍りついた。

葬式の時もかなり悲しかったが、その事が頭から離れなかった。

 

後日、その紙も神社に処分してもらった。

この時は、葬式とか何やらの後で付いて行く気にならなかった。

 

 

これは最近の話なんだが、その例の娘が何故か
『じいちゃんたちの家で暮らす』
って言い出した。

家は遺言で今も定期的に手入れがされてるんだが、何で突然?

正直こんな事を突然言い出されると怖い。住まわせて良いものかどうか。

ここまで書くと知り合いには分かってしまう話なんだが、見てないだろと鷹を括って書いてみた。

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