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顔も無いのっぺりした人形のような田舎の白いくねくね?

 2015.08.05     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
田舎に伝わる白いくねくね
この記事の所要時間: 21

今から10年くらい前に、自分が体験した話をします。

友達の家に集まり、遊んだついでに3人でドライブに行きました。

目的もなく車を走らせ、くだらない話をしながら田舎の風景を楽しみ、夕暮れに差し掛かかった時です。

運転していたAが、急に話をやめました。

助手席にいた俺も、その直後に沈黙しました。

 

50メートルほど前方、道路の脇に続くあぜ道に白っぽいものがあってそれが動いているんです。

その場にいたらありえないものであるのは誰もが一目瞭然で、薄暗い夕方なのにまるで二重写しみたいに不自然なくっきりした目立ち方をしています。

Aは急ブレーキをかけた数秒後、
「あぁ…」
とつぶやき、急発進。

前にいるそれを早く視界から消したかったのでしょう。

ところが、その白いものに近づくにつれて、ますます俺の恐怖は加速しました。

 

それは人の形をしていましたが、顔も無いのっぺりした人形のようで、輪郭もどこかおかしく、変なバンザイをするようなポーズで歩いていました。

でも、足の動き方が歩き方と歩調がとれておらず、その場でふわふわと足踏みをしているのに、滑るように歩いて(?)いるんです。

それはあまりにも異様な様子で、ものすごく怖かったです。

それを見つけてからふり切るまで、数分の出来事でしたが、三人ともしばらく黙っていました。

Aの
「さっきの…、何?」
を切り口に

「なんだあれ!!」

「まじか?!」

「すげえ、見ちまった!!」
と二人で込み上げてくる感情を吐き出したのですが、後ろにいたBはずっと黙ったままで元気がないので、今日はこれでお開きにしようといって解散しました。

関係ないと思うのですが、後日談もあります。

 

その数日後、Bは飲酒運転で停車しているクレーン車に激突し、重体になりました。

Bはふだんから酒乱気味だったので、Aも俺もアレのせいだとは思っていませんでしたが、集中治療室の前でその話が出た時、すごく怖かったのを覚えています。

ただ、Bはその後、脳に重い障害が残ってしまい、アレを三人で見た時のことをまったく覚えていませんでした。

そして、この件のことで気まずくなってしまい、三人で集まることがなくなり、今は完全に疎遠になっています。

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