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心霊スポットと言われるような場所の暗い道で怯える友人

この記事の所要時間: 154

昔なんだけど、俺は友達と地元の神社の祭りに行った。

そのころ俺は中学生で、まぁ、無茶もやってしまうような好奇心旺盛な少年だったわけだ。

それで、俺は友達を誘って、神社の、さらに奥のほうの暗い道に行こうといった。

その暗い道っていうのは、昔からよくない噂が絶えないような、いわば心霊スポットといわれるような場所だった。

もちろん、友達もそのことを知っていて、
「いやだよ、おれは」
なんて言っていた。

「ばっか、男なら行ってみなきゃいけないんだよ」
って俺は説得して、嫌がる友達を無理に連れてその道に入った。

暗い道は、本当に真っ暗で何も見えなくて、雑木林になっていて、気温は夏なのに嫌に低いし、生き物の声さえしない。

何にも知らない人が来たって、ここは嫌な場所だと思うような感じだった。

 

「なぁ、もう帰らない?」

怖くなったのか、友達はそういった。

けれども、俺は一度行くと言った以上、完全に見て回るまでは帰りたくなかった。

「嫌だよ、まだ見るんだよ」

「俺もう怖いよ。もう帰っていいか?」

「だめだよ」

俺はそう言ったけれど、友達は
「もうだめだ。帰るわ」

そういって走ってどっかに行ってしまった。

どうしようもない俗物だと俺は思いながら、しばらく雑木林の中を探索し続けた。

しばらくすると、暗がりの中からどこからかわかんないけど、友達の情けない声が聞こえてきた。

「なぁ、こうゆう怖いところに冗談半分で入ると、出るっていうじゃん、やめとけよ~」

「はっ、お前、帰り道すら怖いのか?情けないなぁ。出るわけないだろーが」

それでも、やつはしつこく続けた。

「いや、出るらしいよ…」

まだそんなねぼけたこと言ってるのかって、俺は苛立って無視した。

無視してしばらく歩いているうちに、ある違和感に気がついた。

 

…ん?さっきの、男の声だけど友達の声じゃねーなぁ。?

そのとき、俺はもう急に背筋が寒くなって、怖くなって、そんな時にまた声が聞こえた。

 

 

「俺がもう出てるじゃねーか」

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