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お盆の時期にバス停ではない道端で手を挙げる老人の集団を乗せたバスの運転手

この記事の所要時間: 110

私は、バスの運転手をしています。

結構田舎のほうでバスの運転手をしているのですが、夏のお盆の時期になると都会から実家に帰ってくる人が多いのかお客は増えました。

蒸し暑い夜だったので冷房を効かせすぎており、異常に肌寒かったのを覚えています。

 

いつものように、走っていると道端で手をあげる老人の集団を発見しました。

普通は、バス停でとまらなくてはいけないのですが、田舎なので道端で手をあげられたら止まってもOKという暗黙のルールのようなものがありました。

もちろん、手を上げられたので止まります。その老人を乗せ。また出発します。

しばらく走っていましたが、あまりにも老人たちがしゃべらないので、乗せて走っている事を忘れかけていたことろでした。

 

「ピンポーン」

 

下車を告げるベルが鳴ると同時に
「あ、そういえば客いたんだ。」
と気付きました。

ふと鏡で後の席をみると
「だれもいねぇ…」

よくよく考えてみると、バス停なんて近くになかったのです。

間違ってボタンを押さない限り、ベルが鳴るはずないんです。

しかし、10mほど走ったところに墓地がありました。

「なるほど…」

 

私は、誰も乗っていないバスを止め扉を開き、手をあわせました。

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