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選ばれましたという内容の出てはいけない当選報告

 2015.08.12     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
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20年前に死んだ兄の話です。

兄と私は非常に仲のよい兄妹で、よく近所の空き地で基地ごっこなんかをして遊んでいました。

ある日…というか忘れもしない5/18の夕方、いつものように空き地で遊んでたんですが、私はトイレに行きたくなってしまい、先に家に帰ったんです。

母は買い物に出かけていたので、家には誰もいませんでした。

(その頃、うちのあたりは近所付き合いもあり、のどかだったので母は鍵を開けて買い物に出かけていました)

 

すると、家の電話(まだ黒電話でした)が鳴りました。

ところが、ベルの音がなんだかおかしいのです。

リーンと一回鳴ってから5秒くらいして、またリーンと鳴るのです。

私はなんだか気味が悪いので、電話に出ませんでした。

電話は一分ぐらいしてから切れました。

10分ぐらいして、また電話が鳴りました。

また同じ鳴り方で私は少し怖くなりましたが、母かもしれないと思い、思いきって電話に出ました。

 

母ではなく、知らない男の人の声でした。

やけに遠い電話でしたが、「○○さん(私の名字です)ですか?」と聞いてきました。

私が「はい」と答えると、「○○△△(兄の名前)が選ばれました」と言われたのです。

懸賞にでも当たったのかと思ったので、「ありがとうございます」と答えると、「さようなら」という声の後、電話が切れました。

しばらくして母が帰ってきました。

「兄がなんか当てたらしいよ」と話すと、ふーんという感じで聞いていました。

 

早く兄が帰ってこないかなと思っていましたが、兄はさっぱり帰ってきませんでした。

真っ暗になり、これはおかしいということで近所の人も一緒に探しましたが、兄は見つかりませんでした。

そして次の日、兄は空き地の隣の用水路の中で冷たくなって見つかりました。

私は母に電話のことを話しました。

兄を殺した犯人かもしれないと思ったのです。

警察も来て、電話局に問い合わせることになりました。

ところが、その時間に電話などなかったというのです。

記録のどこにもそんな電話はありませんでした。

そして、兄が足を滑らした後が見つかり、事故だということになったのです。

 

私は、夢でも見ていたのかも知れません。

でも、私はどうしてもあのリーンという電話のベルを忘れることが出来ないのです。

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