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怖いビジネスホテルで別々に寝たのに自分が体験した心霊現象を夢で見ていた友人

 2015.08.13     恐怖体験談     1件     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 811

2年前、某ネットオークションにて車を落札しました。

極力出費を減らす目的と、軽い小旅行のつもりで直接先方の住む新潟県まで車輌を引き取りに行くことにしました。

一人では寂しいのと車で行く為、最低あと一人いないと帰ってこれない。

そこで、親しい友人を誘い二人で引き取りに行く事にしたのです。

予定としては、引き取り日の前日に出発し、途中富山県のビジネスホテルにて1泊。翌日早朝、さらに北上し、新潟県入りするつもりでした。

これは、そのビジネスホテルにてこれまで霊感ゼロと思い込んでいた私が体験した話です。

 

東海北陸道をひた走り、岐阜県高山市を抜け富山県入りした時は、既に深夜12:00をまわった頃だったと記憶しています。

宿泊先のビジネスホテルは富山県富山市、大きな国道から1本裏に入ったところにありましたが、事前に宿泊の予約を取っていましたので場所は把握できていました。

同行の友人は、親しい間柄とはいえ女性ですので、念のため別々の部屋を予約(笑)

入浴を済ませ、古臭い小型TVの電源をつけ、地方番組をしばらく鑑賞。

翌日は早朝出発でしたので、早めにきりをつけ就寝準備を始めました。

部屋の間取りはよくあるタイプのもので、いたってシンプルでした。

長方形の間取りに入り口から窓まで約5メーターほどの距離。

部屋に入ってすぐ右手にユニットバスがあり、幅2.5メーターほどの通路を挟み左手にテレビ、右手にベッドがレイアウトされていました。

就寝準備を終え横になりウトウトしだした頃、浴室から水が流れるような音が聞こえてきました。

初めは、テレビ放送終了後の砂嵐かと思いましたが、電源は切ったはず…

目を開けると、やはりTVの電源はおちていました。

耳を澄ますと、やはり水の流れる様な音が浴室から聞こえてきます。

浴槽に溜まった水が排水溝に流れ出ている様な感じでした。

このまま眠ってしまおうと思いましたが音が耳につくし、このまま寝てしまってはいくらなんでもホテル側に申し訳ないと思い、身体を起こし浴室に向かうことに…

 

浴室の扉を開けると、案の定浴槽からどんどんと水が溢れ出ていました。

シャワーが出っ放しになっており、それが原因で浴槽に水が溜まり流れ出している状態。

このビジネスホテル、外装は綺麗にリニューアルしてあるものの肝心の内部については手付かずの状態で、えらく古臭い印象をうけました。
(よくあるケースですね)

「水まわり関係にもだいぶガタがきているな、勝手にシャワーが出ちゃってるよ。」
と思いシャワーを止め、浴槽の栓を抜きベッドに戻りました。

ベッドに横になり5分くらい経過した頃でしょうか、自分の耳を疑いたくなるような状況に…なんと、また浴室から水が流れ出ているような音が聞こえてきたのです。

水廻りの調子が悪い(あくまでも個人的な想像ですが)とはいえ、ものの数分で浴槽に水が溜まりきってしまうのはどう考えても異常です。

空耳であってほしいと願いつつ浴室のドアを開けると、今度は目を疑いたくなる光景が…

時間にして5分程度しか経過していないにもかかわらず、シャワーからは仕切りなしに水が出ており浴槽から溜まった水が排水溝に向かって流れ出ていました。

 

「おかしい、どう考えても…ありえない。」

現実にはありえないこの状況に戸惑いましたが、同時にものすごい好奇心が沸き起こってきました。

ユニットバスですから、浴槽には当然仕切りのカーテンがひいてあります。

それをめくって、中の状態を確認してみたいと…

恐る恐るカーテンに手をかけ、覗き込むように中の様子を覗いました…

!!!!????

何もない!!!いや、正確に言えば浴槽に水など溜まってないし、シャワーも出ていない…

床も濡れていない!さっきまでは水浸しだったのに!?

カーテンに手をかけて、中を覗いた瞬間すべて幻覚、幻聴であったように浴室は無音の空間に変っていました。

さっきまでの好奇心は、一気に恐怖心へと変化しました。

人間は、この様な事態に陥ると思考回路が停止しますね…

後々考えればフロントに苦情を言いに行くなり、隣の友人に助けを求めたりと色々案があったのですが私は頭から布団に潜り込み、ジッと夜が明けるのを期待し待つ事にしたのです。

 

布団の中、聞こえるのは自分の息づかいのみ…この世界には自分一人しか存在していないのではないかとも思えてきました。

どれくらいの時間が経過したのでしょうか…もぐりこんだ布団からチラッと窓を見ました。

「まだ暗い、いったい何時頃なんだろう…」

時計を見に行きたいのですが、布団から出られるわけもなく、ただ時間が過ぎるのをジッと待ちました。

「トットコト、トットトコ」
ん!?

「トットコト、トットコト」
んん!!??

不思議な物音で目が覚めました…どうも気づかないうちに眠ってしまっていたようです。

暫らく耳を澄まし、その音に全神経を集中させました。

 

「トットコト、トットコト、トットコト、トットコト」

!!!!????
「移動してる!!」

その音は、幅2.5メートルほどの狭い室内通路を移動していました…

部屋の入り口から私が横になっているベッドの横を通過し窓へ。

窓からベッドの横を通過し入り口へ。

この流れをずっと繰り返しているのです。

まさに恐怖、頭の中は真っ白です。

感じられる感覚は恐怖のみ。

ただジッと身動きせず布団にくるまり、音が消えるのを祈りました。

狭く少しカビ臭いホテルの一室、浴室での不思議な体験、ずっと移動している不思議な物音、なかなか明けない夜。

 

私は汗をびっしょりかいて身動きできないでいました…

「情けない。」

恐怖心とは別に、自分に対し嫌悪感を抱き始めました…

「もう25歳だよ、いい大人が子供みたいに布団にもぐりこんで何やってんの?」

相変わらず室内を往復し続けている不思議な音。

いや、正確には音は移動しない。

「何か」が移動していてその「何か」が音を発しているのです。

確認したい、それが何なのか…怖い思いをしたが「何に対して恐怖したのか」を知りたい。と言うよりも知っておきたい。

意を決し、布団から外の様子を覗う…

その「何か」は、ちょうど入り口から向きを変えてこちらに進んできている。

もう少しでベッドにさしかかる、私は目を凝らす…

 

「おい!?え!?なに!?ちょっ!!ヤバイ…」

その時の正直な感想です。

見えたのは、白いワンピースのようなものを身につけた女性の膝から下…

少し短めの白いワンピース、青白く細い足首から「何か」は女性であると認識できました。

その女性はビッコをひいており(片足が不自由という意味)わずかに跳ねながら歩いています!

「トットコト、トットコト、トットコト、トットコト」
不思議な物音は、女性の足音だったのです…

その女性は、部屋の入り口から窓までの約5メーターの距離をズッと往復していたのです!!

布団のわずかな隙間から見える光景ですので膝から上は見えない、いや見たくない。

当然、この世のものではないと思いました。

 

あまりの恐怖に目を閉じ、耳を塞ぎ発狂寸前でしたがジッと耐えました…

気が付くと、うっすらと日差しが差し込んでいました…

「夜が明けた…」
ものすごい安堵感。

すぐにテレビをつけ、気を紛らわしたのは言うまでもありません。

チェックアウトの準備を終え部屋を出るその時、不自然な位置に写真掛けがある事に気づきました。

あえてひっくり返さず、そのまま部屋を後にしました…

 

友人の部屋の戸をノックしましたが、返事がありません。

すぐにでも昨日の体験を友人に話したい!!

ドアノブに手をかけると「ガチャッ」と開きました。

「???」

部屋には誰もいません。

「先に下りていったのか?」
と思い私もフロントへ。

フロントに行くと、設置してあるソファーに何故か浮かない顔で腰を下ろしている友人を見付けました。

 

「どうした?浮かない顔して…」

「昨日妙にリアルな夢を見て」
と友人。

「いや俺もね、昨日すごいことが…」

私の話をさえぎる様に友人が話し出す。

「昨日妙にリアルな夢をみたの、ワタシは天井かどこか高い所からホテルの部屋を見てるの。部屋は真っ暗で誰かがベッドで布団にくるまってて…暫らくすると髪の伸びきった白いワンピースを着た女の人が入ってきて部屋中を行ったり来たりしてるの。怖かったぁ、目が覚めてもまだ怖い。」
と…

言葉を失いました、こんな事が起こりえるのかと…

友人に私の体験は話さないことにしました。

 

 

今でも思い出すと身震いします。

その後、数日は怖くて寝れませんでしたね。

きっと、いまでもそのビジネスホテルは営業しているでしょう…

私以外の方に被害が及んでいないことを切に祈ります。

 

長々と長文にお付き合いいただき有難うございます。

「オレ霊感ゼロだから」とか「幽霊なんて見たことないし」とかお思いの方、お気をつけ下さい。

だって、私自身も霊感ゼロと思って安心していたうちの一人なんですから…

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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/01/24(日) 22:48:02 ID:EyNjk4ODg

    怖い!
    投稿者さんが体験された話だけでもゾッとするのに、それに追い打ちをかけるように友人の話、、、。
    不思議と言っていいのか、友人は友人で投稿者さんの部屋の天井辺りから物事を見ていて、うーん。
    なんか、考えれば考えるほど良くわからない不思議な話。

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