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息子のために無神経な父親が探した不気味な仕事場

 2015.08.14     人から聞いた怖い話     1件     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 151

ずっと昔、聞いた話です。

たしか九州の人で、お父さんが不動産屋をやっていたそうです。

そのお父さんが、息子のために家を用意してあげたそうです。

息子さんは、絵描きか作家だったと思います。

「アトリエを見つけてやったぞ」と。「仕事場はそこを使うといい」と。

 

一緒に車に乗り、国道を走ると、横道に入っていきました。

すると、道の両側が竹やぶで、その間をずーっと走っていくと竹やぶが開けて、その真ん中に家が建っていたそうです。

その家は、見るからにぼろぼろで不気味で、息子さんは
「ここはやめたほうがいい!とてもこんなところは使えない!」
とお父さんに言いました。

残念そうにしていたお父さんと、そのまま自宅へ帰っていきました。

 

その晩、寝ていると空を飛ぶ夢を見たそうです。

夜空は晴れていて、綺麗な満月だったのですが、急に下降して、ざーっと竹やぶの間を飛んだそうです。

「見たことがある。昼間に来たところだ。」
と思っていたら、月明かりに照らされた家の前、玄関にぽつんと立っていたそうです。

何でこんなところに立っているんだろうと思っていると、横のほうの庭に面している縁側のふすまが、すとん、と開いて、その中から浴衣を着た物凄くやせ細った中年の男が、ヒョコッ、ヒョコッ、と出てきてそのまま縁側から庭へ、ぽん、と降りたそうです。

変な動きで、まるで操り人形みたいな妙な動きで、ヒョコッ、ヒョコッと彼の前を通り過ぎていきました。

 

この男の形状がおかしい。

まず異常なほどのなで肩で、すうっとした体つき。

これは何だっ、てくらい不気味な形。ものすごい青白い顔色。

その男がヒョコッ、ヒョコッと引き返して来て再び縁側に乗り、トントントンと行ってふすまがシャッと閉まると、そこで目が覚めたそうです。

これは何かある!と父親を問い詰めたら

 

「昔、首吊りがあった。」

 

それは、首吊りの首だったんでしょうね。

なで肩だと思ったのは、異常に伸びた首だったんだと、そのとき思ったそうです。

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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/02/17(水) 04:18:02 ID:c2MzM4OTM

    新耳袋にも載ってる話。

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