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全身の関節が逆に曲がっている状態で車道の真ん中を移動している全身黒タイツの何か

この記事の所要時間: 217

これは、トラックの運転手をしている友人から聞いた、ちょっと怖くて面白い話です。

その時、友人(A)は鳴子という場所を走っていた。

その頃の仕事はとてもハードで

  1. 会社から荷物を積んで現場へ到着
  2. 会社に電話
  3. そこの現場近くで違う荷物を積み、次の現場へ
  4. 次の現場へ到着→2に戻る
    1. てな具合で、一度仕事に出ると1週間は家に帰れませんでした。
      (これが普通なのかな?)

      時間は夜中の3時頃。

      右側は林、左側は落ちたらお終いの崖、すれ違う車さえありません。

      すると、前方に車のテールランプ?が見えたので、少しスピードを上げてその明かりに近付いて行くと・・・

       

      その明かりの正体は、自分と同じ荷物運びのトラックでした。

      「こんな夜中に御苦労さんだねえ、お互いに」
      等と思いつつ、そのトラックの後ろを走っていると

      急にそのトラックが反対車線にはみ出して、直ぐに元の車線に戻ったので
      「なんか障害物でもあったんかな?」
      と少しスピードを落とし、前のトラックが何かを避けた場所に近付いて行った。

      どうやら人が歩いてるらしい。しかも、その車道の真ん中を。

      「うわ、邪魔だなあ」
      と、言っても轢いてしまったら大変なので、さらにスピードを下げてその人に近付く。

      トラックのライトに照らされたその人は「モジモジくん」のような全身タイツを着ている。

      しかも
      「多分、全身の関節が逆に曲がっていた」
      そうだ。

      初めは、後ろ向きに歩いていると思った程に…。それがギクシャクとこちらに向って歩いて来る。顔を見ると、何やら早口で喋っていた。

       

      ビビったAは、スピードを上げてソレを避ける。

      その後、サイドミラーで見てみると、ソレは相変わらずギクシャクと歩いていた。

      すると、少し行った場所に先を走っていたトラックが止まっている。

      興奮していたAは、その後ろにトラックを止めて下りてみると、先を走っていたトラックの運転手(B)も下りて来た。

      A「さっきの人って…」

      B「お前も見たのか」

      A「はい…」

      B「何なんだろうなアレ…、まさかお化けっちゅう事はないよなあ」

      A「ちょっとシャレにならないですよね…」

      しばらく興奮気味にそんな事を喋っていると、BがAの後側を見て
      「おい…戻って来たぞ…」

       

      Aが後ろを振り返ると、さっきの人がギクシャクとこちらに向って歩いて来る。

      2人ともマッハでトラックに乗り、逃げたそうです。

      「もしかしたら、事故にでもあったんかなあ?でも、全身タイツの意味がわからん」
      と友人は言っていました。

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