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マウンテンバイク里山の未舗装路を走行中に何度も先回りして出現してきた爺さん

この記事の所要時間: 38

俺はマウンテンバイクで里山の未舗装路などを走るのが好きで、とある里山へ一人で入った時の不思議な体験です。

そこは初めて入る山だったんですが、特に変わった所もなく順調に走っていました。

走り始めて10分くらい経ったころ、前方に脇から一人のおじいさん出てきて、こっちに向って歩いてくるのが見えました。

すれ違いざまに挨拶でもしようかなとおじいさんを見ると、痩せ型で黒目がちな眼のおじいさんは、まっすぐ前を見てボーっとした感じで、まったく俺のことは眼中にない様子。

なんか挨拶するタイミングをのがしてしまい、そのまま素通りしました。

 

それから5分くらい走ったでしょうか。

また、脇から先程と同じらしきおじいさんが出てきました。

普段オカルト的な事を意識して生活していないせいか、びっくりはしました。

が、俺は
「どっかに近道でもあるんかな?」
とか
「めっちゃ似てる人やったりしてw」
とか考えながら、特に気にもしていませんでした。

 

しばらくすると、また前方に脇から出てくる人影が…。

今度は、さすがに「ドキッ!」として
「マジで?これはやばいんじゃないか?」
と近づいてきた人の顔を見ると、間違い無くさっきと同じおじいさん。

その瞬間、全身に鳥肌&イヤな汗を感じ、怖いと思ったせいか、そのおじいさんの顔は生気がないというか、生きている人間ではないような気が…。

見ては行けないもの、逢ってはいけないものに近づいてしまったと思った俺は、とにかく逃げようと事態をよく把握できないまま必死でペダルを回しました。

 

その山は、大きさからいって20~30分もあれば山を抜けるはず。その時点で半分くらい。

今となっては、その薄暗さが恐怖感を煽るだけの山の中を必死に走る俺の前にまた…。

「うぁ―――!」
と心の中で叫んだ次の瞬間!

恐怖感が限界を超えてしまったのか、ふっきれたのか?

なんか突然気合が入って、
「こういう時はびびったら負けや!とことん付き合ったる!」
とまっすぐ前を見たままのじいさんに対抗。

自分もじいさんなんか気にせず、何回でもまっすぐ前見たまま通りすぎてやろうと、訳のわからんアホな決意を胸にじいさんに近づきました。

しかし、すれ違う瞬間に予想外のことが起きました。

それまで毎回まっすぐ前を見ていただけのじいさんが、あきらかに俺の方を見ていたのが視界に入ったのです。

もう異常な興奮状態だった俺は、やめとけばいいのにブレーキをかけて振り返ってしまったんです。

 

じいさんは、ニヤニヤと笑いながら立ち止まってこっちを見ていました…。

次の瞬間、誰かに揺さぶられて目を覚ましました。

夢?
「大丈夫か?」
と目の前には見知らぬ中年夫婦。

どうやら、自転車でこけて気を失っていたようです。

こけた記憶は、まったくないのですが…。

俺は起き上がり、自転車を起こして中年夫婦に礼を言おうと振り返ると、助けてくれたのは中年夫婦2人だけではなくて後ろにもう一人。

夢?で見たあのじいさんがいるではないですか!

 

俺は腰が抜けそうになり、たぶん顔もひどい表情をしてました。

しかし、じいさんは柔らかい表情で
「気ぃ付けてなあ」
と。

「は…はいっ…どうもありがとうございました。」

礼を言って、その後は何事も無く帰ってこれたのですが、あれは本当に夢だったのでしょうか?

知人にこの話をしたら
「狐や!狐に遊ばれたんや!」
と騒いでましたw

てことは、中年夫婦も?

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